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米麹(糀)を自作する方法。意外と簡単に作れるよ!

今日は米麹(こうじ)を自作する方法を紹介します。

米麹は米に麹カビを繁殖させたもので、甘酒や味噌、塩麹、日本酒などの原料として有名です。最近では美容や健康にも良いと言われていて注目されています。

スーパーで買うと200gで300円くらいしますね。

ただ、200gだとあっという間に使ってしまうし、300円ってちょっと高いです・・・

1kg買ったら1500円ですからね。

僕は甘酒の上品な味が結構好きでよく飲んでるし、塩麹は料理にも使います。頻繁に使うのでなるべくコストを抑えたい。

そう思って自作に挑戦しました。

因みに1kgの麹を自作した場合、コストは約300円程度になります。

市販品の5分の1程度ですね。素晴らしい!!

米麹の自作に必要なもの

・種麹(小さじ1)

・米(1kg)

・蒸し布

・飯台

・蒸し器

・ボウル・ザル

・電気毛布

・しゃもじ

種麹は麹菌の種です。一般的なスーパーには売ってないのでAmazonで買いました。

種麹 100g

 

種麹 100g

 

100gもあれば2年くらい使えそうです。 

今回は、ある程度の量を作りたいから米は1kg用意しました。

麹の作り方

作り方はばーちゃんから教わりました。ばーちゃん曰く「昔はみんな自分で作っていた」とのこと。麹作りで重要なのは温度管理だそうです。麹の発酵に適した温度を保つことが成功の秘訣!

あと雑菌が入らないよう気をつけるのも重要ですね。器具や手は綺麗に洗っておきましょう!

1.米を水に漬ける

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まずは水が透明になるまで米をよく研いで、一晩水に漬けておきます。無洗米を使うと楽ですね。

2.米を蒸す

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次にザルでよく水を切ってから、蒸し器にセットします。弱火で1時間蒸します。

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蒸しあがった状態。米はちょっと固くてパラパラしているのがベストかな?

 固すぎると思ったら、蒸し時間を延長してみてください。

3.冷まして種麹をまく

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蒸した米を飯台に移しました。

麹菌は60℃以上だと死んでしまうので、しゃもじ等で混ぜながら冷ましていきます。

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米の温度が猫の体温(約38℃)になるまで冷ましました。種麹をまくのは38℃くらいがベストです。

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種麹は米1kgにつき1~3g程度使います。初めてなので3g(小さじ1)にしました。多めにまいておけば失敗しにくいハズ。

因みに、茶こしを使えば均一にまくことができます。その後は手でよく混ぜましょう。

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よく混ぜたら、冷めないうちにこのように丸めます。紐などで縛っておくと良いでしょう。

ここからは発酵タイムです。

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電気毛布の中へ。

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ぐるぐる巻きにして保温します。麹の温度が33℃以下にならないよう気をつけましょう。

因みに、電気毛布は24時間つけっぱなしにしても電気代は1~2円です。意外と安いのでご心配なく。

4.手入れ1回目

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種麹をまいてから24時間後、1回目の手入れ(麹を混ぜ直す作業)をします。この作業の目的は麹菌の繁殖が均一になるようにするためです。

飯台に広げて手早く混ぜます。因みにこの時の温度は43度でした。

麹菌自体の発熱によるものなので、まさに生きているって感じがしますね!

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写真だとわかりにくいかもしれませんが、麹菌が白くついています。

手入れが終わったら、再びぐるぐる巻きにして保温します。

[balloon_right img="http://www.dokoaru.com/wp-content/uploads/2019/07/min.jpg" caption=""]品温が下がらないように気をつけて![/balloon_right]

5.手入れ2回目

1回目の手入れから16時間後に2回目の手入れをします。

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どうでしょう?

だいぶ繁殖してますね。麹の花が咲き始めてます。

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手入れをしたら、今度は飯台に広げて発酵させます。

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蒸し布とビニールを被せて、

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上から電気毛布を被せます。

この時点で33℃くらいを保てればオッケーなので、冬場じゃなければスイッチ切っておいても大丈夫でしょう。

6.完成

2回目の手入れから8時間後。ついに完成しました!!

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板に張り付いてたので、しゃもじで剥がしてみました。

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もうね、麹の花が満開ですよ!!

ボワボワしているでしょう?

触ると気持ちいいです(笑)

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思ったより質の良い麹ができたので、ほぐしてから袋詰めにしました。この状態で冷蔵庫に保存すれば1ヶ月くらいもちます。

まとめ

麹ができるまで2~3日かかります。かなり手間がかかると思われるかもしれませんが、実は待ち時間が殆どなのでず。

1回1回の作業は数分(蒸すときだけ1時間必要だけど)なので、思ったより楽で簡単に作れますよ。

スケジュールもこんな感じに決めておけば片手間で作れます。

・水に漬ける(前日の夜)

・米を蒸す&種麹をまく(1日目の朝)

・手入れ1回目(2日目の朝)

・手入れ2回目(2日目の夜)

・完成(3日目の朝)

今回自作した麹は生麹です。スーパーで売っている乾燥麹よりも活性が高く、美容や健康にも高い効果が期待できると思います。

しかもコストは5分の1程度。

自作する価値は十分にあると思います!