トマトのボックス水耕栽培で収穫量を増やすコツ
暑い日が多くなってきたせいか、生長が速くなってきました。現在、青い実をたくさんつけています。恐らく、7月半ばくらいから収穫が始まるのではないでしょうか。
ということで、今回はトマトのボックス水耕栽培で収穫量を増やすコツを紹介していきます。
ボックス水耕栽培って何?
ボックス水耕栽培は、培養液が入った箱に鉢を突き刺して、鉢底から伸びた根に培養液を吸わせて育てる方法です。土耕と比べて水中で根が自由に伸びるので、成長速度が速いです。
トマトの水耕栽培ボックスについては、こちらの記事に書いてあるので参照してください。
因みに今、うちのボックスはどうなっているのかというと・・・
根がビッシリ出てきています。ここまで伸びてくると水分の吸い上げはかなり多くなります。晴れた日だと1日2リットル近く吸い上げていますね。
1日2リットルって・・・人間と同じくらい水分摂るね
それだけ生長に必要ってことですね。
トマトの収穫量を増やすコツ
さて、ここからが本題です。僕がトマトの収穫量を増やすためにやってることを紹介します。
2本仕立てにする
トマトの脇芽は摘み取るのがセオリーですが、水耕栽培なら主枝と脇芽の2本仕立てでも十分に栄養が行き渡ります。2本仕立てなら収穫量もアップ!
なので、脇芽を1つ選んで伸ばします。
僕は第一果房(一番最初につく果房)のすぐ下から出てきた脇芽を伸ばしました。ここの脇芽が一番強いと言われていますが、苗によっては別の脇芽が強い場合もあります。
「あ、この脇芽が一番強そうだな~」って感じで、見た目で選んで大丈夫でしょう。とにかく、1つ脇芽を伸ばしていくのがポイントです。
脇芽からもちゃんと実が成るよ♪
それに、主枝がダメになっても脇芽が生きていれば収穫できますからね。保険にもなります。
らせん状に誘引する
トマトは上に向かって垂直に伸びていくものですが、それだと枝が長くなりません。なので、枝を支柱に沿ってらせん状に誘引してきます。そうすれば、かなり長く伸ばせるので収穫量が格段にアップします。
ちょっと葉っぱが茂り過ぎてわかりにくいですかね(^-^;
↓上から見るとこんな感じになります。
2本仕立てにした枝を支柱の外側に回して誘引しています。
因みに、栽培初期に枝元を折れない程度の力で水平方向に曲げておくと誘引しやすくなります。
一旦水を切らして、しなぶれた状態にするのがポイント。枝が柔らかくなって折れにくくなるよ!
あと、支柱の間に針金を蒔いておくと誘引しやすくなります。トマトは何もしないと真上に伸びていくので、針金に沿わせてやりましょう。
不要な脇芽と葉を落とす
上の写真を見てもらうとわかりますが、トマトってほっとくと葉が混みあってきます。影に隠れた葉は十分な光合成ができない割に養分を食うので、非常に効率が悪い。
それに、風通しが悪くなると病気の原因にもなります。
なので、不要な葉は落としておいた方が良いです。その分だけ実に栄養が行きますし。同じ理由で不要な脇芽も摘み取っておきます。
脇芽は摘み取ってもまた同じところから出てくる事もあるので、こまめにチェックしよう!
収穫量を予測したら凄いことに・・・
うちのトマトの現在の生育状況は2本仕立てで、支柱を半周するほどに伸びています。恐らく、これから更に生長が加速して、秋には3週くらいしていると考えられます。近所のプロ農家おっちゃんも「それくらいになりそうだな~」って言ってました。
でですね・・・今現在、何個の実ができているのかというと。
花も含めて85個ありました。
半周でこれだから3週となると・・・単純計算で6倍。最終的には510個収穫できる計算になります。
・・・マジで? 今年はトマト買う必要なさそうだな
僕のトマトは中玉です。スーパーや直売所ではだいたい10個で200円程度で売ってます。つまり、1万円分のトマトが一つの苗から採れることになりますね。
めちゃくちゃコストパフォーマンスいいです。
まとめ
今回はトマトのボックス水耕栽培で収穫量を増やすコツを書きました。これから台風や大雨などの影響で予想よりは収穫量が減るかもしれませんが、それでもちゃんと育てれば大量のトマトを収穫できます。
暫くトマト食べ放題ですよ(笑)
興味がある方は是非、参考にしてみてください!
おまけ
2週間前、大きくなった脇芽を見つけました。摘み取って水につけておいたら発根してました。
これも植えれば、ちゃんと育って実をつけます。
時期をずらせば長く収穫を楽しめそうですよね♪